先日、お客様の職人会の慰安旅行で熱海に行ってまいりました。
熱海の前に横須賀軍港めぐりも組み込まれており、こちらも興味深く。
軍艦や潜水艦を見ながら、ガイドの方から設計されている方の知識や技術は本当にすごいなぁと感心しました。
船の窓のことを「舷窓(げんそう)」と言います。
あの丸い窓です。
タイタニックなんかだと真鍮製の丸窓が付いていたイメージがあります。
昔の軍艦や船には丸窓がいっぱい付いていました。
換気や照明の設備が充実していなかったこともあり、採光や換気のために必要だったんですね。
20世紀後半になると設備も向上して気密性も高めることもあり舷窓は付けなくなってきたようです。
なぜ窓が丸いかというと、船体にかかる応力を分散させて窓の破損や浸水を防ぐためです。
四角い窓だと角に応力が集中しやすく、波や風の衝撃で割れるリスクが高まるから。
じゃ、家も丸窓の方が地震に強いのでは?と考えてしまいますが、確かに強いのですが明るく開放的に過ごすためにも大きな開口部をとりたくなりますよね。
そのために開口部を建物の構造のバランスが重要になるんです。
我が家にも丸窓がひとつ付いています。
デザイン的アクセントとして。
慰安旅行自体は、普段仕事の話ばかりしてる方々といっぱい笑って食事やお酒飲んだりする時間は本当に楽しく感じました。