今年の3月頃、関東近郊エリアを中心に戸建住宅への空き巣、強盗被害が多発したのを覚えてらっしゃる方も多いかと思います。
闇バイト・匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)による犯罪で世間を震撼させました。
当時は「窓の防犯フィルム貼り」が話題になり商品も品切れになり、当社でも多くのお客様のフィルム貼り工事を行いました。
ニュースで大々的に報じられて以降あまり聞かなくなってきたイメージがありますが、最近になっても窓を割られて強盗被害にあうニュースが報じられていました。
喉元過ぎれば・・・ではありませんが、夏にかけてさらに注意が必要です。
就寝時に、窓を少し開けて網戸にしてらっしゃる方も未だ多いことかと思います。
しかし、強盗にとってみれば、こんなにおいしいことはありません。音も立てずに侵入できてしまいますからね。
今一度、窓の防犯対策について考えてみましょう。
侵入口は断トツに窓が狙われる
侵入に手間取ると諦めることが多い
侵入窃盗手口別認知件数は、留守の時に侵入する「空き巣」がもっとも多いのですが、深夜居住者が寝静まった時を狙って侵入する「忍び込み」や昼間に居住者がいる中、隙を狙って侵入する「居空き」も多く、家に居ても注意が必要です。
侵入経路はというと、戸建て住宅の約60%が窓から。その中で最も多いのが直接庭に出入りできる「1階居室の窓」からの侵入です。
侵入に時間がかかればかかるほど、用心深い侵入盗犯は犯行をあきらめます。侵入をあきらめる時間で、最も多いのが2~5分。つまり5分以上要すると、侵入をあきらめる確率が高いのです。
窓ガラスを割って、手を入れてクレセントを開けて窓から侵入するのが一般的な手口。
グラフにある通り、空き巣や強盗は大きな音が出ることや侵入に時間がかかることを嫌がるため、いくつかの対応方法が考えられます。
(1)防犯フィルム貼り
(2)シャッターや雨戸の取付
(3)面格子の取付
(4)硝子を防犯硝子への交換
(5)サッシの交換(防犯硝子仕様)
(6)内窓設置(防犯硝子仕様)
(7)センサーライトの取付
(8)防犯カメラの取付
防犯フィルム貼りが一番簡易に対応できる手段ではありますが、注意点もあります。
市販の防犯フィルムの厚さは200μm程度のものから、350μm以上のものまでいくつかグレードがあります。ガラスフィルムの防犯効果は厚さと比例するため、厚さのあるフィルムの方が防犯性が高いと言えます。100円ショップやホームセンターでDIY用に売られている防犯フィルムの中には200μm以下のものもあり剥がれやすかったり長持ちしない場合もあります。
防犯フィルムは「CPマーク」認定を受けた商品が安心です。CPマークとは「防犯性能の高い建物部品」として公的に認定されている製品のみに付けることが許されており、品質安定性と高い防犯性が証明されています。CPマーク認定商品は“プロ”の施工が必須となります。
ご検討の方はお気軽に吉建商にご相談ください。
但し、防犯フィルムは補助金を受けることはできません。
先進的窓リノベ事業2025の補助金対象となる内窓設置(防犯硝子仕様)をオススメします。
先進的窓リノベ事業の中でも、もっとも需要が高いのが、内窓の取付。
YKKの内窓「ウチリモ プラマードU」は防犯にも効果を発揮します。防犯ガラス仕様もあり空き巣・強盗犯も諦める可能性は高くなります、というよりウチマドが付いている家は多分選ばないでしょう。
一窓からでも申し込め(1戸あたり合計補助金50,000円から申請できます)、補助金最大200万円がもらえます。一窓あたりの施工時間は約60分。
1階の窓で、窓を開けて網戸で風通しよく過ごしたい・・・という気持ちはわかりますが、この時代危険極まりない行為とも言えます。
泥棒に目を付けられない為にも防犯に気をかけてると思わせる事が大事ですね。